歯周病は、歯肉の病気と思われがちですが、実際には歯を支える骨(歯槽骨)が炎症を起こして溶けていく病気です。支えとなる骨がなくなるわけですから、当然歯はグラグラ動き、その結果「噛めない」「噛むと痛い」といった症状が出てきます。さらに進めば歯は自然に抜け落ちてゆきます。
一般に歯周病は慢性の炎症なので、通常は身体の抵抗力により歯周病を抑えています。しかし疲れたとき(睡眠不足や二日酔い、激しい運動の後などのように、体力が著しく低下した時)には、そのバランスが崩れて急性の症状が、腫れや痛みとして出てきます。歯周病の特徴のひとつに「自覚症状なしに進行する」ということが挙げられます。放っておけば気付かないうちに、血液を介して全身に細菌やその毒素がまわり、思わぬ全身的な影響が出る事もあります。
歯周病の原因は、歯垢や歯石という歯の周りの汚れです。最大の予防は、毎日のブラッシングと定期的なスケーリング(歯石取り、歯のクリーニング)、そして自覚症状の無い歯周病の定期検診といえます。 |